子どもが鍵を失くさないために、やっておくべきことがあります。
ポイントは「同じ場所」にしまい、「同じ時」に取り出すこと。
・ランドセルやズボンのベルト部分のフックに、伸びるチェーンなどで結びつける。
・「このファスナー付きポケットに必ず入れる(ファスナーの穴にチェーンを引っ掛ける)」、「玄関前以外ではそのポケットは絶対に開けない」などのルールを決める、習慣化がとても大事。
首にかけると転んだりして絡まる可能性があるので危険。「僕の家は留守です」とのアピールにもなってしまいます。
鍵に名前を書くのもやめましょう。
子どもが鍵をなくしたら、
するというステップが大切です。
「家の鍵は家族を守るとても大切なもの、悪用する人に拾われたらとても危ない」などときちんと話してみます。
そしてすぐに新しい鍵は与えずに、失くした可能性のあるところを一緒に考えて、探してもらいましょう。
「新しいものを買ったり交換すればいいという問題ではないんだ」ということを身をもって学んでもらうのです。
もし何度も失くすようであれば「鍵をなくして交換することになったらこのくらいのお金がかかる」と説明して、「次に失くしたらお年玉から買ってもらうよ!」と言ってみるのもひとつの手かもしれません(実際にはお年玉をあげるにしても)。
なくした場所にもよりますが、基本的には拾われてもどこの鍵かわからないはず。どうしても心配なら鍵を交換しましょう。
子どもだけでの留守番も、心配なことがたくさんありますよね。
でもまずはシンプルで簡単なことからはじめてみましょう。
「こういう時はこうする」「これはダメ」などの「ルール」を繰り返し何度も教えましょう。
その「ルール」を紙に書き出して子どもの見やすいところに貼っておきましょう。
実際、あるアンケートでは、そのようなルールを9割近くの親が決めているという結果が出ています。
親としては心配な留守番。でも裏をかえせば、それは子どもの成長につながる良い機会ととらえることもできます。
子どもの成長に必要な「通過儀礼」として前向きに考えてお留守番をさせてみましょう。
実際に「積極的にお手伝いをしてくれるようになった」「帰ってくる私のために掃除したり、宿題を終わらせたりできるようになった」など成長が見られることも多いそうです。
もし子どもが「自分の部屋に鍵をつけたい」と言ってきたら、親はどう対応すべきでしょうか。
まず以下の2つのことを頭に入れておきましょう。
・親だけで決めるものではなく、子供とよく話し合って決めるようにするべき
・親が合鍵を持っていればいざというときの問題には対処できる
子どもは心身の成長にともなって、保護者の干渉を避けたり、気恥ずかしい気持ちやプライバシーを求める気持ちも増してくるのが普通です。
テレビやゲーム、インターネットへの依存が心配なら、リビングだけに置くと決めておけばよいのです。
子どもの自我や自立心が芽生える良い機会だと捉えて、環境を整えてあげましょう。