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コラム
電子キーで未来はこう変わる!
2015/3/2 公開
鍵の専門家が丁寧に教えます!
あなたが現在使用しているお部屋の鍵は、どんな鍵ですか?
防犯の重要性が高まる昨今、一言に鍵といっても様々なタイプの物がありますね。
ピッキングを防ぐ仕様の防犯性の高い鍵を使用したり、二重ロックにしたり、カギの防犯のあり方も色々です。その中で今回は、便利な新しいカギ『電子キー』についてご紹介したいと思います。
すでに、オフィスや一部の新築マンションなどでは導入されている電子キー。現在はカードキーとテンキータイプの2種類が主流です。
カードキーは発行するのが比較的簡単であることに加え、付属する枚数が多いという点がメリット。また、テンキーはカギ自体が必要ないとあって、オフィス用に適していると考えられてきましたが、近年は賃貸住宅でも利用率が上がってきています。
その理由の一つに、従来のカギであれば、住人が入れ替わる度に錠前を交換しなければならなかったのが、カードや番号を変更するだけで良い電子キーは、コストの面からも管理者側から注目されてきたのです。
住人側のメリットとしては、使用時の利便性に加え、ほとんどの電子キーに備わっている自動施錠機能によって、カギのかけ忘れを防ぐことができます。
さらに、カギ穴を無くすことによってピッキングやカギ穴を破壊されて侵入される危険性もありません。
また、すでに自動車などに多く採用されいる『スマートキー』はカギを鞄やポケットに入れたまま近づくだけで解錠できると言ったような性能です。
こちらも、利便性、防犯性共に、カギ穴に差して回すタイプの物より、向上していると言えるでしょう。
このように、あらゆる場面でカギの電子化が進んできているのです。
【電子キーで私たちの未来はどう変わる?】
国家機密や莫大な財宝を守る最先端のセキュリティシステム。
ハリウッド映画に登場するような、指紋認証、静脈認証、網膜スキャン。外敵から大切な情報や財産を守るセキュリティシステムは科学の進歩とともに著しく進化しています。
これらの新しい解錠手段に共通するキーワードは『スマート』です。
もはやカギを鞄から出す時代は終わるでしょう。最終的には貴方自身の身体が『カギ』となり、ロックや解除の対象となる。
そんな日はすぐそこに来ているのかもしれません。今はまだ、実際に取り入れているところはごく僅かですが、これらのセキュリティシステムが私たちの日常生活レベルにまで浸透した時、これまでのカギとは比べ物にならないくらい防犯性が上がることはもちろん、カギの紛失や盗難の被害そのものが激減することが予想されます。
「ヤバい、カギ忘れてきちゃった!」こんな言葉を聞くことがない時代がやってくるのは案外早いかもしれませんね。