ある日、夫のもとにお義母さんから電話が。その内容はなんと、「合鍵を作って欲しい」!
じつは「合鍵を巡る嫁姑トラブル」意外と少なくないみたいです。困りますよね〜。
でも、姑には悪意があるわけではなく、本人は善意で提案しているのです。そのように「良かれ」と思ってしたことを否定されて良い気分になる人はいません。ですから、断り方が大切なポイントなのです。
ここで紹介する技は、姑以外の相手にも応用できちゃいますよ!
ハッキリ嫌だと言わない
「お気遣いありがとうございます。でも、ご心配なさらなくても大丈夫です」
「お気持ちはとても嬉しいのですが、いつまでもお義母さんに頼っていては自分のためになりません」
など、相手の気持ちを感謝を込めて受け取りつつ、やんわりと断るのが得策!
基本的なスタンスは「お義母さんに申し訳ないから」ということを理由に、柔らかく断ることを心がけましょう。
合鍵を求める「本当の理由」を知り、別の解決策をとる
「孫に会いたいけれど、全然遊びに来てくれないから」
(合鍵があれば自由に会いに行ける)
実家に遊びに行く頻度を増やせば解決。
「部屋が散らかっていないか、ちゃんと料理を作っているかなど、家庭の状況を確認したい」(という狙いが見て取れる場合)
このようなケースは、裏を返せばしっかりとコミュニケーションがとれていないということ。
直接会って話したり、家や食事の様子を写メに撮ってメールするだけでも相手は安心するでしょう。
このように、理由によっては鍵を渡す以外の方法で相手の要求を満たすことができます。
とにかく、「心配だから」とか「念の為に」と言った 曖昧な理由の先にある「真意」を確かめることが重要。上手く解決する方法が思いつかない時は、旦那さんや友達に相談してみましょう。
最終奥義!合鍵を「作れない」ことにする
「合鍵を作ること自体がムリ」という設定を作り上げて断ってしまう方法があります。
- 「特殊なカギで合鍵は作れない」と鍵屋さんに言われた
- (賃貸の場合)大家さんの方針上、「これ以上カギを増やせない」と言われた
- (持ち家の場合)住宅メーカーから「○本以上は防犯のため作れない」と言われた
もしそのような事実がなくても、「嘘も方便」。
「自分は作る意志はあるけれど、カギを作るのは無理(許可が取れない)」ことにすれば良いのです。
鍵が原因で姑との関係を悪くしてしまうのは非常に不本意ですね。
今回ご紹介したポイントを参考に、円満な家庭を築いていただければ幸いです。
合鍵を渡すときには 長い目でよく考えて、それなりの覚悟を持つことが必要です。
合鍵をきっかけに、相手や家族との未来について思いをめぐらせるのも良いでしょう。
忘れてはいけない、合鍵を渡すことのリスク
冒頭に上げた、嫁姑関係は極端ですが、たとえばもし恋人から合鍵を渡されたら、嬉しい気持ちになる人は多いですよね。プライベートな空間を守る大切な鍵を他人に渡すことは、信頼の証。
二人の関係性が一歩進んだかのようで、幸せになるはず。
しかし一方で、家族になったわけでもないのに不用意に鍵を渡したくないと考えるのも、ごく自然なことでしょう。
そう、考えておかなければならないのは、 合鍵を渡すことのリスクです。
恋人と別れた場合、合鍵の回収が難しくなります。
円満な別れであればまだしも、最悪の場合はストーカー被害や侵入・盗聴・盗撮の被害に繋がる可能性も。
また、合鍵を渡されたからといって、(たとえそれが善意であっても)相手に連絡せずに家に入るのも要注意。相手は快く思っていないかもしれません。合鍵が関係性を壊すことのないよう、渡す相手や使い方には十分な配慮が必要です。
合鍵から合鍵を作る(コピーのコピー)のはダメ!
鍵を毎日使用していると、 摩擦などで徐々に傷がついたり変形してしまうことがあります。
もともと鍵を複製する時には必ず少しは形状に誤差が生じるため、そのように変形してしまった鍵から正確な合鍵を作ることはさらに難しくなってしまうのです。
つまり、 合鍵から合鍵を作ると誤差がどんどん大きくなって、
「開かない!」なんて事態にもなりかねません。
合鍵は必ずマスターキーから作りましょう。
必要以上に多く作らない
合鍵は作りたいと思った時に自分で自由に作れる。
というのは、じつは間違いなんです!
賃貸物件では、家主に無断で勝手に合鍵を作ったり、それを契約者以外に渡すのはNG
家族や同居人の分が必要な場合など、合鍵を作るときは大家さんや管理会社に確認しましょう。
ディンプルキーの場合は複製が難しく、合鍵作成の値段も高くなります。
そのため大家さん・管理会社からマスターキーだけを渡される場合も。
合鍵を作りたい場合は、「複製が難しいのは知っていますが」という前提で相談してみましょう。
合鍵の数は必要最低に。 鍵をなくしたら錠前を交換する、くらいの意識を!
マスターキー、大切に管理していますか?
マスターキーからは、誰でも簡単に合鍵を作れてしまいます。
マスターキーはそのカギの持ち主だという証明になります。もしも失くしてしまったら、いつどこで誰に合鍵を作られてもおかしくないのでとても危険。
最悪の場合、鍵穴ごと交換が必要な事態になる可能性も。
また、マスターキーは退去の際に大家さんに返却します。紛失するとお金がかかる可能性が高いので、十分に注意しましょう。
マスターキーは細心の注意を払って大切に保管、普段使いには合鍵を。
無用なトラブルを避けるために、きちんと覚えておきましょう!