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コラム
鍵のトラブルは天災のようなもの?
2015/3/2 公開
鍵の専門家が丁寧に教えます!
スピード違反で捕まるかどうかは運次第。
もちろん、法定速度いないで走行していればそのようなことにはなりませんが、見通しの良い40km制限の道をしっかりと速度を守って走っている人は皆無といっていいでしょう。
20キロ、30キロオーバーならまだしも、10キロ程度のスピードオーバーで捕まってしまっては、はっきり言って警察の方を責めたくなこともあるでしょう。
「こんなくだらないことで善良な市民から違反金を徴収するくらいなら、もっと被害規模の大きい重犯罪を取り締まることに力を入れろ!」 といいたくなる人の気持ちもとても良くわかります。
しかし、違反は違反。もうこればっかりは運が悪かったと思って諦めるしかありません。
【カギのトラブルは突然に】
このようなケースと、カギのトラブルは似た様なものだな、と思ったことはありませんか?以前に、こんなことがありました。
私たち家族が住んでいるアパートはかなり古くて築40年以上は経っています。
以前我が家に遊びに来てくれた息子の友人たちが再び我が家に来るという話になったとき、「うちの場所、覚えてる?」と聞いたところ、「うん、あのボロいおうちでしょ!」と屈託ない笑顔でその子が答えたくらい、まあボロい。
まあ、それはいいとして、問題はカギまで古かったということです。おそらく、このアパートが建てられてから一度も交換したことがないのではと思うほど古く、昭和ノスタルジーな仕様のカギでした。
なんだか最近、カギを差し込むときにつっかえるような気はしていたけれど、それは越してきた時からのことだったので、それほど気にもしてませんでした。
ところが、ある日突然、そのカギが入らなくなってしまったのです。
急いで不動産会社に電話をし、カギの業者さんに来てもらって見てもらったのですが、その鍵屋さんが言うには、劣化具合がひどすぎる、いつ壊れてもおかしくない状況とのこと。
「今までよく問題なく使えていましたね。正直、あと5年前にはとっくに取り替えてもよかったくらいですよ」と言われたとき、こんなのカギのロシアンルーレットじゃないかと、私は大家さんを責めたくなったものです。
なにせ、私達家族がこのアパートに引っ越してから、まだ半年も経っていなかったし、普通、住人が変わったらカギは変えるものでしょう。
しっかりと確認していなかった私も悪いかもしれませんが、この時ばかりは神様を恨みました。
カギなんて使えて当たり前と思っている人がほとんどでしょう。ですから、突然開かなくなったり、壊れてしまうような鍵のトラブルというものは、天災のようなものではないでしょうか。
私は、これをきっかけに日頃の行いを改めて、幸い、それ以降カギのトラブルは起こしていませんが、特に古い鍵をお使いの方は、早めに交換したほうが、余計な”天災”に巻き込まれなくて済むかもしれませんよ。