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コラム
カギを掛けなくても家に泥棒が入らない方法を思いついた?
2019/7/23 更新
鍵の専門家が丁寧に教えます!
カギのない生活はあり得るか
もし、未来からポケットの中から現代では考えられないような便利な道具を出せる猫型ロボットがやってきたり、あるいは7つ揃えると何でも願いを叶えてくれる不思議な玉があったとして。
カギを一切必要としない生活を手に入れられるとしたらどうでしょう。こんなに素晴らしいことはないと思いませんか?
ちなみに、日本でも田舎の方に行けば未だにカギを掛けずに生活している人たちが結構いるようです。
実際に外出時にさえカギをかけていかないという人もいるくらいなのです。都会に住む人からしたら考えられないかもしれませんが、彼らにはカギが必要ないのでしょうか?そんなことはないはずです。
では、なぜ彼らは鍵を掛けないのでしょうか。
答えは一つ、「面倒くさい」からです。実は、カギを掛けることはその行為自体がストレスなんです。
皆かけたくてかけているわけじゃありませんよね。鍵をかけないと良からぬことをする人がいるから仕方なくかけているのです。自分に原因がないことに余計な気を使うことはストレス以外の何ものでもありません。
もちろん、習慣化してしまえば然程気にならない人もいるでしょうが、仮に、帰宅時にカバンの中からカギを探す時間を10秒と仮定した時に、年間で約1時間、人生85年と考えた場合に実に85時間もの時間をカギを探すという行為に費やしていることになります。
カギをかけなくてよければ、この時間がなくなります。
また、「ちゃんとカギをかけてきたかな」「やばい、カギなくしたかも!」といった心配ごともなくなります。
極端な話、100%節度と常識を持った人間だけが暮らしている町にはカギは必要ないのです。現に、大昔の日本とはそういう国でした。
しかし、今の日本で暮らす以上、それは難しいことなのかもしれません。
今回は、もし、玄関にカギをかけないとしたらどのような方法で外部からの不審者の侵入を防ぐことができるのか考えてみました。
無施錠でも泥棒が入らない方法を考えてみた
■玄関のドア付近に防犯カメラをつける
どんな泥棒でも一番嫌なのが人目です。
そういう意味で防犯カメラの設置は効果絶大ではないでしょうか。コストが気になるなら本物でなくてもダミーで十分かもしれません。
■ドアにS○COMのステッカーを貼る
要するにしっかりと防犯対策していますよ、というアピールをすることで、泥棒を家から遠ざけます。ステッカーの有無によって被害に遭う確立に差が出ることは誰の目にも明らかです。
■盗られて困るものを置かない
基本的なことかも知れませんが、泥棒に取って盗む価値がある物が置いてあるから入られるという考えもあります。
ですから,必要最低限の物以外置かないことで、万が一泥棒に入られたときの被害を最小限に抑えることができると言えるのではないでしょうか。
■隣人と密にコミュニケーションをとる
例えば、怪しい人影をみたら知らせてくれたり、声をかけるなど、近隣の人たちとしっかりとコミュニケーションを取ることは防犯対策上、とても大切です。
これができるかできないかによって窃盗などの犯罪に巻き込まれる可能性は大きく変わると言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか。皆さん、もうお気づきかもしれませんが、カギをかけないで防犯するということはもしかしたら可能かもしれませんが、『手間』がかかりますね。
さらに、カギが掛かっていない状態は常に不安がつきまとうため、精神衛生上、あまり良くありません。
つまり、最も手軽に防犯の対策ができる、それが「カギ」だということなのかもしれません。
また、逆を言えば、カギをかけただけでも防犯対策は万全ではないということもお分かりいただけたのではないでしょうか。
今回考えた方法を施錠と組み合わせれば、格段に防犯性が高まることでしょう。カギをかけなくても安心して暮らせる時代、本当にくるといいですね。
※ご注意
今回のお話はあくまでも一個人の仮想であり、もし本当に実践して泥棒の被害にあっても一切の責任を負いませんので予めご了承下さい。
というより、とても危ないので施錠はしっかりと行って下さい。