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コラム
今どき玄関のポストにカギを入れておく人なんていませんよね?
2015/2/27 公開
鍵の専門家が丁寧に教えます!
まだ日本の治安が良く、他人の家に何が何でも忍び込もうなどという考えを持っている悪い人間が少なかった頃は、それほど自宅の戸締りなどについて国民全員が疎かったものです。
ですから、玄関のカギを閉めていたとしてもそのカギを玄関のポストに入れて安心していた家庭もそれほど少なくはなく、むしろそのようなスタイルがスタンダードであったと言えるかもしれません。
共働きをしている両親が、紛失を恐れて子どもにカギを持たせず、「カギはポストに入っているからね」と言って堂々とカギの保管場所に郵便ポストを利用していた方も多いのではないでしょうか。
しかし、時代は流れて日本人の体感治安が悪くなってきた昨今はカギについても多くの人がよりその防犯性を考えるような時代になりました。
ですから、今どき玄関のポストにカギを入れておくなんていう防犯意識の薄い人は人はまず居ません。
と、勢い良く断言してみましたが、内申ドキッとした人はいるのではないでしょうか。
実は、今のこのご時世であったとしても、玄関のポストにカギを入れておく人は意外とかなり多くいるという情報があります。
常識的な人は「まさかそんな人がいるなんて」とか「ポストにカギを入れていたら気になって外出もできない」と思われることでしょう。
しかし、未だに現代が昔と同じような安定した治安を維持していると考えている人がいることから、一部の人はそのようなカギのずさんな取り扱いを行ってしまう傾向があるのです。
ポストにカギを入れておくと、カギを持って出かけるのを忘れた場合でもいつでもカギを開けることができるという点ではとても便利ですし、最初からカギを持って出かける必要がないので、途中でどこかに落としてしまったり、誰かに盗られてしまうといった危険がないというメリットがあります。
そういった意味では、カギをポストに入れておくことは必ずしも悪いことではありません。
しかし、かといって近所の人や悪意のある第三者にポストにカギが入っていることを知られてしまうと、それを悪用し、そして勝手に家にあがられてしまう可能性はかなり高いと言えるでしょう。
ですから、ポストにカギを入れたままにしておくだなんてことは、安全性を考えた上では絶対にしてはいけないことです。
「ウチは盗られるものなんてなにもないから大丈夫」と考えている方。
そういう問題ではないのです。もし、泥棒がポストからカギをとって家に侵入し、部屋を物色中に子どもが帰宅して鉢合わせにでもなったら、それこそ何をされるかわかりません。
そのようなケースでは、むしろ誰もいない間にものだけを取っていかれたほうがよっぽど安全だと言えるのです。
それでも安全面よりも便利さの方を重視するゆえに、なかなかポストにカギを入れたままにする人は減らないかもしれません。