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自転車の盗難被害を防ぐ3つのポイント

2015/2/27 公開

鍵の専門家が丁寧に教えます!

“自転車の盗難被害を防ぐ3つのポイント 非常に残念なことですが、自転車ってとても「盗まれやすい」ものなんです。
皆さんの中にも、近くのスーパーまで自転車で出かけて、買い物を終えていざ帰ろうとしたら、自転車が無くなってる・・といったような自転車盗難の経験をされた方はいるのではないでしょうか。

自転車は年間に30万件以上、実に3分間に1台以上も盗難にあっているとも言われており、カップラーメンが出来上がるたびに、また1人何処かでやり場のない怒りを抱えた人が発生しているという事になります。

自転車は生活に密着した大切な移動手段ですし、様々なカスタムを加えたりして、趣味の領域も満たす大切な乗り物。お金と時間をかけてこだわったカスタムバイクなどはもちろん、何年もお世話になった自転車というものは自然と愛着が湧くものですね。
それを一瞬の隙をつかれて盗まれた日には、心身に受けるダメージは相当なものです。
今回は、そんな大切な自転車を盗難の被害から守るための3つのポイントをご紹介したいと思います。

【その壱】自転車を停める場所を良く考える

まず、第一に「どんなところに自転車を停めるか」ということが盗難にあう、あわないに大きく関わってくることを知って下さい。

ひと目の少ない路地裏や、暗い場所というのは、わざわざ、自転車泥棒に盗む隙を作っているようなものです。
ですから、できるだけ人通りの多い場所を選んだり、帰るのが夜になって暗くなるのがわかっているのなら、近くに街頭などのある、明るい場所を選んで停めるように心がけましょう。

また、一見すると安全そうに見える駐輪場や有人の自転車置き場などに停める時も、油断は禁物です。
駅に隣接しているような管理人さんがいる駐輪場でも、盗まれる時は盗まれます。それどころか過去に自転車盗難被害のあった場所の統計によると、半数以上がこの駐輪場で盗まれているというデータもあります。

考えてみれば、自転車泥棒にとって、目的の自転車がこれほど集まる場所は他にはないのです。ですから、駐輪場だといって安心せずに、カギはしっかりとかけるのが基本です。
その上で、もしラックが2段になっているような駐輪場であれば、あえて上の段に停めると良いでしょう。
降ろすのが面倒臭いのはあなただけでなく、泥棒も一緒です。盗難防止の豆知識として是非、実践することをおすすめします。

【その弐】いかなる場合も必ずカギを掛ける

もし、泥棒がカギのかかっていない自転車見つけたら、迷わず一瞬で持って行くことでしょう。
実際に、盗まれた自転車の大半は施錠を怠ったためという残念なデータがあります。カギをかけずに盗まれてしまうのは当然と考えていいでしょう。

泥棒から言わせれば、盗みを働く時に重要なのはそれにかかる「時間」です。熟練(?)の自転車泥棒であればあるほど、犯行に要する時間は短くなっていくという傾向があり、盗むのに10分以上かかるな、と判断したものはターゲットから外すと言われています。
もしカギがかかっていなければ、3秒で持ち出すことが可能なため、真っ先に盗難の対象になり、カギがかかっていれば、その第一候補から外れる事となるのです。
ですから、5分といわず、1分でも自転車を停めて離れる際には必ずカギを掛ける習慣を付けましょう

しかし、鍵をかけたからといって、それで盗難対策は万全というわけではありません。物騒な世の中ですが、ワイヤーカッターという特殊な道具さえあれば、普通のワイヤーロックなら簡単に切ることができますし、その他の鍵についても、大抵のものは破壊するための様々な手段が存在しているため、そのようなカギを使う場合には「時間を稼ぐためのアピール材料」程度に思っていたほうが良いかもしれません。
そういった意味から鍵を複数、最低2個以上つけることは有効です。

「カギだってタダではないし、壊されたくない」というのであれば、10,000円以上する頑丈なカギを付けましょう。
高いものが良いものとは限らない世の中ですが、カギについては、基本的に安いほど壊れやすいものだと考えてください。価格の高いカギは高い理由があるということです。
中には、盗難見舞金制度が設定されている10万円近いものもありますが、どのランクのカギを使うかは、最終的にお財布との相談になるでしょう。
自分の身の丈にあったカギを選ぶようにしましょう。

また、カギの「かけ方」にもポイントがあります。
自転車のオススメカギテクニックは、俗にいう、「地球ロック」という、地面に固定された柵やポールなどに自転車を固定する方法です。自転車とワイヤでつなぐものも、考えなしだと、そのまま車に積み込んでいく強引な手口に遭うこともありますので、しっかりと地面に固定されたものにつなぎましょう。

それから、自転車側のカギをつなぐ場所も重要です。絶対NGなのがタイヤにつなぐという方法です。
なぜなら、人気のスポーツバイクのほどんどは、修理しやすいようと、ホイールを簡単に取り外せるような作りになっていて、タイヤだけ残して本体を盗まれたというケースも少なくないのです。
ですから、フレームの部分を「地球ロック」して、もう一つのカギでフレームとホイールなど取り外しやすいものを固定するという2重ロックがオススメです。

【その参】防犯登録は必須です

 自転車を乗る上で、防犯登録は義務とされています。
もし登録していなくても、罰則などはありませんが、おまわりさんが防犯登録のシールの貼っていない自転車を見つけたら注意されますし、シールが張ってあるだけで盗みのターゲットからはずす自転車泥棒もいるでしょう。

さらに、登録の有無によって、万が一盗難にあった時に、その後に見つかる可能性はぐんと上がります。
登録料は500円程度ですので、もしものときの保険という意味からも、防犯登録は必ずするように心がけましょう。

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