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コラム
女性の一人暮らし。引っ越しで真っ先にやるべきこと
2023/7/4 公開
鍵の専門家が丁寧に教えます!
「家で一人でいるのが怖い…。」
「ストーカーや空き巣、不審者とか一人暮らしは不安なことがいっぱい。」
女性の一人暮らしって不安なことだらけですよね。
ただでさえ仕事や学校に行きながら家事を行うのも大変なのに、下着泥棒、深夜のインターフォン、ストーカーに不法侵入……。
「ストーカーに玄関まで付きまとわれた。」
「玄関を開けたら知らない人が…。」
などの体験談を聞く機会も多く、まだ一人暮らしを始めていない方でも不安な気持ちを持っている方が多いでしょう。
そんな、不安な気持ちを解消できるのが、防犯対策!
正しく、不法侵入へ対策を行えば、自宅へ侵入されるリスクはかなり軽減されます。
例えば、空き巣やストーカーの9割は、玄関ドアと窓から侵入しています。
そして、玄関ドアと窓の防犯を徹底すれば、侵入のリスクをグッと抑えられるのですよね。
このように正しい場所に正しい防犯対策を行うのが大切です!
この記事では12万件の実績を持つ鍵のプロが、一人暮らしの女性に実践していただきたい防犯方法を、次のような流れで解説します!
- 一人暮らしで気をつけるべき犯罪データと手口
- 女性の一人暮らしで簡単にできる防犯対策
- 住居侵入をシャットアウトする防犯対策
この記事を読んで、少しでも安心した一人暮らし生活が送れれば幸いです。 それではさっそく参りましょう!
目次
- 一人暮らしの女性が気をつけるべき犯罪とは?
- マンションやアパートの侵入窃盗被害は年間約4,500件
- 「ストーカーの窃盗、住居侵入」の検挙数は年間350件以上!
- 防犯対策を行うために、住居侵入の手口を知ろう
- 「住居侵入の侵入手口」は無締りが48%
- 「住宅侵入の侵入口」は表出入り口と玄関が約90%
- 【注意】オートロックだけでは侵入は防げない
- 防犯対策の大前提!一人暮らしの女性だと知られない工夫
- 女性らしいカーテンを避ける
- 洗濯物は部屋干し
- ゴミ捨ては細心の注意を払う
- 防犯対策のプロが教える一人暮らしの防犯対策
- 玄関の防犯対策
- 窓ガラスの防犯対策
- 女性の防犯対策はお部屋から、鍵をつけて安心安全の一人暮らしライフを楽しもう!
一人暮らしの女性が気をつけるべき犯罪とは?
一人暮らしの防犯対策はどうしても、「怖い」という気持ちが先行してしまいますよね。
防犯対策を行う際についつい陥りがちなのが、被害に遭ってからの方法を考えてしまうことです。
「家に不審者が居たらどうしよう。」
「空き巣に入られた時はどうやって逃げよう。」
たしかに、もし被害にあったときの対処法を考えることも大切ですが、防犯対策で1番重視すべきことは、被害に遭わない方法を考えること。
正しい防犯対策、正しい防犯知識を学べば怖いものはありません!
そこで今回は、一人暮らし女性が注意したい犯罪データを2点まとめてみました。
- 空き巣などの住宅侵入
- ストーカーなどの付きまとい行為
「早く防犯対策について知りたい!」という方は、下のボタンから防犯対策方法についてのトピックをご覧ください!(このページの下に移動します)
マンションやアパートの侵入窃盗被害は年間約4,500件
警察庁が発表した令和4年度の「侵入窃盗の発生場所別認知度件数」を見ると年間で36,588件もの侵入窃盗被害が発生しています。
なんとマンションやアパートなどの共同住宅は2番目に多い数字。
共同住宅で発生した侵入窃盗は年間4,453件、1日あたり約12件も発生しています。
では次に、女性が被害に遭いやすいストーカーの被害についてみてみましょう。
「ストーカーの窃盗、住居侵入」の検挙数は年間350件以上!
女性の一人暮らしで一番怖いと感じるのがストーカーですよね。
2022年のストーカー被害の相談件数は1万9131件。
2014年から高止まりしており、約2万件の相談が毎年寄せられているんです。
「ストーカーが部屋に入ってきた」
といった被害に遭った話を聞くことも…。
ストーカーにつきまとわれるだけでも恐怖感があるのに、「もし自宅に侵入されたら?」と考えるだけでも寒気がしますよね。
では、実際にどのくらいストーカーの住居侵入が発生しているのでしょうか。
警察庁の「ストーカー事案の検挙件数」を確認したところ、なんと令和4年度にストーカーによる住居侵入が354件も発生していました。
さらに驚くことに、ストーカーの窃盗、住居侵入の件数は年々増加しているんですよね…。
1日約1件、ストーカーによる住居侵入が発生しています。
このデータだけをみても、一人暮らし女性は防犯対策を徹底した方が良いでしょう。
では、どのような防犯対策をすれば良いのでしょうか?
防犯対策を行うために、住居侵入の手口を知ろう
防犯対策を行う際に、大切なのは空き巣やストーカーの住居侵入の手口を知ることです。
侵入する経路と手口に万全の防犯対策を行えば、必ず侵入されないといっても過言ではありません!
では、警察庁の「共同住宅の侵入窃盗データ(令和4年)」から住居侵入の手口と、侵入口を確認しましょう。
「住居侵入の侵入手口」は無締りが48%
驚くことに、無締りが一番多い侵入手口なのですよね。
鍵が開きっぱなしでは、空き巣やストーカーが楽々侵入することができて当然ですね…。
「少しの外出だから鍵は閉めなくていいかなー」
といった油断は禁物です。少しの外出でも必ず鍵を閉めましょう!
もちろん、家にいる時も鍵をかけるのを忘れないようにしましょうね。
しかし、鍵をかけても油断はできません。
鍵をかけていてもガラス破り、合カギ、施錠開けといった方法で侵入されています。
割合は不明な侵入経路も含めて52%!
とくに対策すべきなのは
- ガラス破り
- 合鍵
- 施錠開け
の侵入手口ですね
では、こういった侵入手口を防止するためには、お家のどの部分に防犯対策を行えば良いのでしょうか?
住宅侵入の侵入口についてみましょう。
「住宅侵入の侵入口」は表出入り口と玄関が約90%
警察庁の「共同住宅の侵入窃盗データ(令和4年)」によると、表出入り口(玄関ドア)と窓からの侵入が87%以上も占めています。
「4階以上だから窓からは侵入されないでしょ」
と思われるかもしれません。ですが4階以上の住居でも年間で373件も窓からの侵入があります!たとえ高層階といえども油断は禁物です。
一方、窓と玄関の防犯性を強化すれば、約90%の住居侵入へ対策を行えます!
次は、一人暮らしの女性だと気づかれない方法についてお伝えするのですが、
「すぐに窓と玄関の防犯対策について知りたい!」
と思った方は下のボタンから防犯対策方法についてのトピックをご覧ください!(このページの下に移動します)
【注意】オートロックだけでは侵入は防げない
マンションの防犯対策といえばオートロックですよね。
オートロック式とは一般的に、建物内にドアが設置されており、中に入るには鍵や暗証番号を用いるか、入居者などに内側から鍵を解除してもらう必要性があります。
「じゃあ外部の人が入って来ないから安心だ。」
と思われるかもしれません。
ですがオートロックは防犯性が高いとは言えないんです…。
- 窓からの侵入は防げない
- ドアが開いた隙に侵入、別の入居者がドアを開ける可能性
- 別の入居者に侵入される
このように、犯行方法を工夫すれば簡単に侵入できてしまうんですよね。
オートロックだから安心だと思って施錠を怠ったり、防犯性の低い鍵を用いているとすぐに侵入される可能性もあります!
オートロックの有無に関わらず住居の防犯対策は行いましょう!
防犯対策の大前提!一人暮らしの女性だと知られない工夫
たちの悪い泥棒やストーカーは一人暮らしの女性を狙って侵入してきます!
一人暮らしの女性であることを隠すだけで、狙われる可能性はかなり下がるんですよね。
防犯対策として広く出回っている方法ですが効果は抜群です!
もしカモフラージュだと気づかれても、「この家の女性は防犯意識が高い可能性がある」と思われるだけで効果があるんです。
簡単にできる3点をお伝えします。
女性らしいカーテンを避ける
カーテンは外から確認できるので、色や柄から一人暮らしの女性を見つけやすいです。
ブラウン系のカーテンなど、できるだけ男性も女性も好む色にするのがオススメ!
最近は、遮光カーテンとして裏側が黒色になっているカーテンも販売されているので、ぜひチェックしてみてください!
洗濯物は部屋干し
天気が良くても、洗濯物はできるだけ室内で干すのが良いでしょう。
洗濯物から住んでいる人物を特定するのは非常に簡単です。
どうしても外に干したい方は、男性用の下着や洋服などを一緒に干しておくと良いです。「男性と一緒に住んでいる」と思われるだけでリスク減です。
ゴミ捨ては細心の注意を払う
ひとり暮らしで必ずやらなければいけないゴミ捨てですが、ここにも住宅侵入のリスクがあります。
ストーカーにゴミを漁られて、中にある書類から女性のひとり暮らしだと悟られることも。
またレシートなどから行動時間を確認されて付きまとい、隙をみて住居侵入されることもあります!
- レシートや書類を捨てる際はシュレッダーにかける
- 女性のゴミだと悟られないように工夫する
- ごみ収集の時間ギリギリに出す
この3つを意識すれば、ゴミ捨てのリスクはかなり抑えられるでしょう。
防犯対策のプロが教える一人暮らしの防犯対策
先ほども解説した通り、住居侵入は窓と玄関が約9割を占めているため、この二つからの侵入を防げば、空き巣やストーカーに侵入される可能性は限りなく低くなります!
ここからが鍵の専門家の出番です!
玄関と窓の効果抜群な防犯対策をご紹介します。
玄関の防犯対策
防犯サムターン・サムターンカバーを設置する
サムターンとは、下の写真のようなドアの内側にあるつまみの部分のことです。
サムターンは回すだけで鍵を開閉できるため、住宅侵入犯は特殊な工具を使って「サムターン回しを行い」侵入してきます!
この、サムターン回しを防ぐには
- サムターンカバーを取り付ける
- 防犯サムターンを設置する
ことが有効です!
とくに、下の写真のようにスイッチ式のサムターンを取り付けることがオススメです!
通常はロックがかかっていて、ボタンを押すことで簡単に開閉が行えます!
今のサムターンに取り付けできるサムターンカバーも¥2,000前後で購入できるため、初めての防犯対策にオススメです!
カギが一つだけなら、補助鍵を設置する
「1ドア2ロック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?この言葉は空き巣などの侵入窃盗犯罪を防ぐ方法として、警察や国土交通省が用いている標語です。
もし上記の写真のように玄関の鍵が1つだけなら、補助鍵の設置を強くオススメします!
「鍵が1つ増えただけでそんなの変わるの?」
と思われるかもしれませんが、効果は抜群です!
警察庁の官民合同会議では防犯性能の基準として、空き巣の約7割が「5分以上かかる住居侵入は諦める」と回答した情報をもとに、
「騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対しては、5分以上耐えること。」
と定めています。
1ドア2ロックの玄関は、時間をかける防犯対策として最適。
なぜなら、2つの鍵がついた住宅に空き巣が侵入するためには、1つしか鍵がない玄関と比べて2倍も時間を要してしまうためです。
また、「1ドア2ロック」だと分かった時点で「この住宅は時間がかかるからやめておこう」となり、抑止力の効果も!
最近の補助鍵は、穴あけ工事などが不要なものも多いです。
穴あけ工事が不要なものなら、賃貸でも簡単に取り付けることができます!
DIYが苦手な方は、鍵業者へ依頼して取り付けることも可能です。
防犯性UPのために、ぜひ補助鍵を設置してみてください!
ディンプルキーなどの防犯性の高い鍵に変える
ディンプルキーとは、鍵の表面に複数のくぼみがついている鍵です。
ピッキングに強く、慣れた空き巣でも開けるまでに10分以上時間がかかります。
一般的な鍵(ギザギザした形状のもの)が3分ほどで開錠できるので、防犯性の高さがわかりますね。
1ドア2ロックをディンプルキーで行えば、ピッキングの時間は20分もかかります。
これなら空き巣はほぼ確実に侵入しようと思いませんよね。
賃貸だと鍵の交換はできないと思われがちですが、物件によっては入居後でも交換できます!
防犯性の高い鍵と交換したい方は、大家さんへ相談してみましょう。
窓ガラスの防犯対策
防犯フィルムを貼る
窓ガラスの防犯対策で最も簡単なのが、防犯フィルムを貼ることです。
種類はさまざまで、窓ガラスが割れないようなフィルムから、室内の様子が見えないようにするフィルムまであります!
防犯フィルムは通販などで¥3,000〜で販売されているので、ガラス破り対策にぜひ購入してみてください!
防犯性の高いクレセント錠に変える
クレセント錠とは、上の写真のようにどのお部屋の窓にも設置されている三日月錠の留め具のことです。
最近はロック機能の付いたクレセント錠(上の画像)が主流なのですが、築年数の長い物件だとロック機能がついていない場合もあります!
その場合、窓からの侵入は楽々です…。
もし、ロック機能の付いていないクレセント錠が設置されている場合は、警報機能などが付いた防犯性の高いクレセント錠か、補助鍵の設置をオススメします。
窓に補助鍵を設置する
「1ドア2ロック」は玄関ドアだけでなく、窓の防犯対策でも非常にオススメです!
上の写真のような窓の補助鍵は¥2,000程度で購入できます。
価格も安くて取り付けも簡単なため、玄関の防犯対策よりも気軽に行えるかと思います。
まずは窓の防犯対策から行ってみても良いかもしれませんね。
女性の防犯対策はお部屋から、鍵をつけて安心安全の一人暮らしライフを楽しもう!
以上で、一人暮らし女性にオススメな防犯対策方法についてのご紹介でした。
この中から一つでも防犯対策を行うことで、安心した一人暮らし生活を行っていただければ幸いです。
まとめとして、この記事の3つのポイントをお伝えします!
- 一人暮らしの女性が気をつけるべき犯罪は、空き巣やストーカーの住居侵入
- 住居侵入の手口は無締りが50%、侵入口は窓と玄関が90%
- 大切なのは被害に遭わないこと、「家に侵入されない防犯対策」を行おう
最後になりますが、私たち「みんなの鍵屋さん」のご紹介をしたいと思います。
みんなの鍵屋さんでは、鍵の取り付け、鍵の交換を承っております。
「もっとお部屋の防犯性を高めたい」
「今の鍵じゃ不安だ」
そのようなご要望に、電話スタッフと作業スタッフが親身になってお答えします。
たとえば、このような時は空き巣や忍び込みのリスクが高まります!
- 鍵を落としたけど、後日見つけた(合鍵を作られているかも!)
- 前の居住者から鍵が変わっていない
- 窓に防犯対策がされていない
- 玄関のドアが「1ロック」
- 玄関の鍵が「ピンシリンダータイプ」や「ディスクシリンダータイプ」(ギザギザの鍵)
このような時は、ぜひ私たちに相談を!
鍵のプロが防犯性抜群の鍵を取り付けます。
この記事を読んで、不安な気持ちが少しでも解消できたなら幸いです!
防犯性を高めて、安心安全の一人暮らしライフを楽しみましょう♪